【知識編】溶かしバターってなんで分離しちゃうの?
こんにちは!
りくです!
今回は前回お話したように
「溶かしバター」について
ご説明していきます!
焼き菓子を作るときには
高確率でバターを溶かして卵と合わす工程が
多くあると思います。
そんなときにバターと卵が
ぶつぶつになって分離してしまい
美味しそうにならず
「上手く出来なかったーーーー(´;ω;`)」
なんて経験は、
誰しもが通る道です安心してください。
「そもそもなんで分離してしまうの(ToT)?」
それは
バターと卵が上手く「乳化」
できていないからです。
この乳化を分離させずに
上手くできるようになれば
失敗しない焼き菓子が増えて
今まで溶かしバターでつまづいてた
お菓子の苦手意識を
吹き飛ばすことが出来ます!
逆に意識しないままで作ると
何回やっても分離してしまい
また材料が無駄になったり
思ったような、なめらかな口当たりの
お菓子にならずに
いつまでもお菓子作りが好きになれません。
ですので僕と一緒に
上手く乳化
できるになりましょう!!
「なるほど!・・・でも乳化って何(・∀・)?」
となっているかと思いますので
まずは乳化から説明していきます!
乳化とは何かというと
「油脂」と「水分」が
混ざりあった状態のことです!
この場合バター(油脂)と
卵(水分)ということですね。
ではその乳化が
なぜうまくできないのかと言うと
その理由は大きく分けて3つ理由があります。
1,溶かしバターが高温すぎる
2,卵が冷たすぎる
3,卵を少しずつ混ぜていない
この3つの理由により
乳化がうまくいっていないことが
理由のほとんどです。
では早速、そのバターを分離せずに
上手く乳化できる方法をお伝えしていきます!
【1,溶かしバターが高温すぎる】
溶かしバターの作り方は
基本的に湯煎に当てるか電子レンジで
温めることで作ることが出来ます。
しかしこの温める際に温めすぎて
高い温度のバターの中に
卵を入れると
卵が固まって卵焼き状態になり
正しい乳化になりません。
『湯煎の場合』
50〜60℃ぐらいのお湯でゆっくり湯煎すると
分離もせず風味よく仕上がります!
『電子レンジの場合』
加熱のし過ぎに注意しましょう
短い秒数で繰り返し加熱するようにしましょう!
【2,卵が冷たすぎる】
冷蔵庫に入れてある卵は、
バターと混ぜる前に
常温に戻しておきましょう!
冷蔵庫から出したばかりの
冷えた卵を投入すると、
やわらかくしたバターが固まってしまい、
乳化できにくくなります。
でも
「出し忘れてて
しかも常温に戻す時間もないよ・・!」
そんなあなたには卵をボールに割り
常温水を入れたボウルに当てて戻すと!
常温で卵のまま
置いておくよりも
早く常温に
戻すことが出来ます!
なぜなら熱伝導というのは
「空気」よりも「水」の方が
熱伝導率は高いからなのです\(^o^)/
【3,卵を少しずつ混ぜていない】
油脂と水というもともと
混ざりにくい性質を持つバターと卵は
一度に混ぜるとうまく混ざらずに
分離してしまいます。
5回以上に分けて卵を加え、
その都度混ぜるようにしましょう。
こまめに混ぜることで、
しっかり混ぜ合わせることが出来ます!
☆それでも分離しちゃったときの対処法
注意しながら卵を分けていれても
うまく混ざらずに分離してしまうことも
あるかもしれません。
そうなってしまったときは
湯せんすることで
解消できる可能性があります!
軽く湯煎にかけることで
バターの油脂が溶け、
卵と混ざりやすくなります!
☆ついつい意識し忘れて
分離させちゃったときの対処法
そんなときは
薄力粉(分量内)を
ほんの少しだけ混ぜてみましょう!
最後に混ぜる予定の分量から
大さじ1程度を入れると
繋ぎになりまとまるので
大失敗になることは防ぐことができます!
いかがでしたでしょうか?
これであなたも乳化ばっちしの
乳化マスターになれるはずです\(^o^)/
是非、意識してみてください!
今回は以上になります!
それではまたお会いしましょう♫